
高浜年夫句碑
盆に来て海女をとむらふ心あり
高浜年尾(1900~1979) は虚子の長男、年尾は正岡子規が名付けた本名である。
昭和10年頃より俳句の道に入り、26年には「ホトトギス」雑詠選を、34年虚子没後は主宰を継承、伝統派の中心作家として多くの俳人を育てた。
客観写生の句風を守り難解な措辞を排して乎明に詠う独自の境地を開いた。この旬は昭和27年9月5日(旧盆16日)志度寺参拝のおり詠んだもの。このとき息女・汀子 (現ホトトギス主宰)、 京極杞陽(故人)が同道された。
年尾句碑は県内には善通寺と大窪寺にある。