絹本著色志度寺縁起絵

(全6幅)

重要文化財(鎌倉~南北朝時代)

絹本著色。幅120cm、縦170cm前後の大作の縁起絵図が六幅残されている。絵図は、志度寺にかかわる物語を画面全体に鳥観図として描き、場面ごとに縁起文に沿って配列している。上下に続く場面に従って縁起の内容が語られていた。

縁起文は、御衣木之縁起・讃州志度道場縁起(海女の玉取縁起)・白杖童子縁起・当願暮当之縁起・松竹童子縁起・千歳童子蘇生記・阿一蘇生之縁起が巻子本として伝えられ、これらも重要文化財に指定されている。